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  • 岡村友章

お茶を淹れるという行為。


4月最後の一週間、島本町東大寺にある新しいカフェ「なないろ舎」で、

「日本茶週間」と題して呈茶する機会に恵まれました。

オーナーの荻野さんとご家族のお心遣いにより、

本当に気持ちよく一週間を過ごせました。

なないろ舎のある場所は、阪急水無瀬駅と大山崎駅のちょうど中間。

島本町の東大寺郵便局の近く…といえば地元の方はわかるかな。

アクセスはよくないし、西国街道沿いとはいえ

かつての賑わいも遠い昔の通り。住民がちらほら通る程度です。

だから、なないろ舎は、お客さんで溢れかえっている場所…という訳ではありません。

でもそれだからこそ。このカフェは落ち着ける場所。

家の近所で、ふっと緊張を抜くことができるのです。

立ち寄ってくださる方々は、殆どが近所にお住まいの人びとでした。

赤ちゃん連れのお母さんたちや、仲の良い友達のようなお母さんと娘さん、

近所のおっちゃんやおばちゃん。

「お茶がおいしかった」と、何度も来てくださった方もおられました。

うれしい、うれしい。

お茶にあわせてお出ししたのは、

京都寺町のショップ「LOFTMAN」にお勤めの並川さんによるお菓子。

お菓子のご説明書きを事前に拝見したのですが、

愛情あふれるイラストと文章に、「これは、気持ちがこもっていて美味しいに違いない」と感じました。

実際そのとおり美味しかった。

でも、「気持ちがこもってるなあ」と感じられる時点で、美味しいことは決しているのかもしれません。

お茶を淹れるということについて、何度も考える一週間でした。

「人に淹れてもらうと、おいしいな」と誰かが言っていました。

そう、それだ。

大切なのは人であり、気持ちなのだ。

ゆっくりした時間のなかで、気ごころ知れた人と過ごす。

お茶は、そんな時間のなかでは、

居心地をよくする「余白」そのものであり、

なおかつ人と人の間隙をちょうどよく埋める不思議な媒体だ。

よい木材が、

湿気た日には空気の渇きをもたらし、

乾いた日には湿潤をもたらす。そんなのと似ているなあ。

なないろ舎を後にした翌日は、Relishさんの企画「天王山 Farm&Food Market」に出店。

いろんな形で、地域の人々と交わりを持てることを幸せに思う一週間でした。

楽しい。楽しい。

5月もいろんなところにあらわれます。

こちらから予定をチェックしてみてください。

http://www.nihonchagalleryokamura.com/#!event/cf5y

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