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  • 岡村友章

お茶をどこに保管しよう?そりゃ、茶箱の一択です。


私がお茶を保管するのは、ほとんどすべてこの茶箱の中。

作ってくださっているのは、遠く静岡県川根本町にある「前田製函所」(せいかんじょ)。

まだ訪ねたことはありませんが…飯田辰彦さんの著書にて

紹介されているのを見て以来、ずっと欲しいと思っていた品物だったのです。

現地の杉を天日干しして使い、内側にはトタンで目張り。

ぜんぶ手仕事の、家にあるだけで何だか嬉しい箱。

この箱を置いてある部屋はいつも杉の香りがして幸せです。

ただし大きいので、我が家の日常にグイグイと入り込んでおります…!

お茶のための冷蔵庫がなかった時代には、このように木の箱に入れてしまって

急激な温度変化や湿気から茶を守ったようです。

※山の茶樹でつくる自家用茶は、壷を使う場合もあったと、熊本旅行で耳にしたこともあります。

私の場合は、茶葉をそのまま箱に入れている訳ではありません。

販売するパッケージはすべてアルミ加工されており光や湿度を通さない素材です。

ものにより脱酸素剤も入れて、できるかぎりお茶が劣化しないように気をつけています。

とはいえ、温度変化には対応できません。

お茶のための冷蔵庫(冷蔵室?)なんて、ちいさな我が家に置けるわけもないし、

それで昔ながらの「茶箱」に助けを求めた訳です。

封入できたお茶は、パッケージごと茶箱に入れてしまいます。

茶種ごとに箱も分けたから管理しやすく助かります。

夏の外出中はどうしても家の中はムシムシと暑くなるので、

まるで我が子を家にほったらかしにしたような気分になってしまうのですよね…

茶箱が来てから、ちょっと安心しています。

そんな茶箱ですが、厳しい環境にあるようです。

それもそのはず。冷蔵という技術が当たり前になったいま、

わざわざ箱を求める人が減るのも当然。そもそも、お茶を飲む機会は減っているのですから。

とはいえ、「インテリア用の茶箱」としての需要があります。

個性的な装飾を施して、じょうぶなアクセサリー収納箱にしたり、

あるいはスツールにもなるんだとか。

それはそれで、いいのかな。と僕は思います。

しかし、

茶箱が時代の求めに応じて用途を変えていくことが出来たのは

茶箱本来の「保存性」「耐久性」が大切に維持されてきたから。

それに加えて、作り手が柔軟に対応してきたから。

そのことを、茶箱を買い求める人は心に刻んでおいてほしいと、感じます。

6面を囲めば何でもハコにはなる一方で、茶箱は茶箱なのだと。

しかし僕は…「保存性」「耐久性」だけに魅力を感じるのではないのです。

装飾も何もしない、そのままのドシンとした木箱の佇まいに、痺れまくりなのです。

とにかくカッコイイんです。こればかりは、とにかくそうなのだとしか言えない。

そのことを語り合える「茶箱クラブ」なんて、どこかにないかな?勝手に作ろうか。

そうそう、意外と茶箱は民間に広まっていて、

ご先祖さまの箱が納屋から出て来たり、家で大事に使われていたりするのですよ。

イベントでも茶箱を持っていってるので、もしご覧になりたいときは

バックヤードに勝手に入ってきてくださいね。

ちなみに茶箱は、さほど高くないです。ご興味がある方は連絡下さい。 → nihoncha_okamura@outlook.jp

前田製函所さんのパンフレットなど、うちにあるのでご紹介しますヨ。

最後に、家庭でのお茶の保管について。

涼しい戸棚の中に入れて、高温・湿度から守ってあげてください。

台所の場合はニオイにも要注意です。

それから、なるべく早い目に消費すること。

なお日常的にお茶を消費する場合には、むりに冷蔵する必要はないと思います。

もし緑茶などを長期保存したい場合で冷凍庫・冷蔵庫に入れるときは、

取り出して開封したときに結露して茶が劣化することにご注意を!

全量がいっぺんにダメになってしまいます。

常温に戻るまで開封せず待ってくださいね。

このキャラクターについては、あまり聞かないでください。

店主夫婦が公式キャラを考案した結果、あまりにグロテスクにつき

ほとんど日の目を見れていない「キュウスメガネ」君です。

モデルはもちろん店主です。


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