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  • 岡村友章

お茶ください


こんにちは。

きのう14日は、島本町ふれあいセンターで開催された

『しまもとニューイヤーコンサート2017』でお茶を淹れていました。

おひとり一杯無料で、紙コップに。

本当に嬉しい体験だったんです。

主宰の島本音楽連盟さんには感謝してもしきれません。

「コンサートで、お茶が飲めたらいいよね」という自然な発想から

「そうだ、にほんちゃギャラリーおかむら、っていう人、いるよね」って思ってくれたこと。

嬉しかった。

そうだ。コンサートの内容も素晴らしかったんです。

昨年は個人的にいろいろなことがありましたので、

感激して泣きながら、後ろで聴いていました。お茶屋もそこそこに。

このお茶屋さんなんで泣いてるのって不思議に思われた方、スミマセン。

どんなお茶を淹れていたかというと、

奈良・山添村の栢下さんがつくる、「釜炒り製天日干し晩茶」。

「いつものかまいりちゃ」って名前で販売させてもらっているものです。

これを選んだ理由は、カフェインが穏やかなことと、

お湯につけっぱなしにしてもキツイ味わいにならないこと、この2点でした。

子どもから年配の方々まで来られるので、誰でも安心して飲めるものにしたかったのです。

改善点はありますが、ひとまず無事に終了してホッとしています。

今日の本題はここから。

会場では、私がどんなお茶を選んだのか、ほとんど説明すらしませんでした。

「お茶、1杯無料ですよ。あったまりませんか」と、基本的にそれだけです。

お茶を売っていて、ともすると陥りがちな盲点があります。

(少なくとも自分にとっては。)

それは、「買いに来る人が、なぜお茶を求めているのか、考えていない」。

お茶が好きすぎて、買いに来た人が求めていないことばかりをしゃべってしまう。

伝えたいことはたくさんあるけど

言えば言うほどに、薄まっていくことがあるのを、感じています。

言えば言うほどに、普段の飲み物から離れてしまうことが、あります。

でも言いたい。

いつも、それを反駁する私。

お茶って、私にとっては水のかわりです。

小さいころからずっとそうでした。

(実際、飲むお茶の99%以上が水です)

喉の渇きを癒したり、寒い時にあたたまったり、

大事な人々と囲んでおしゃべりしたり。

何でもないとき、息をするようにふと口に含む、調子合わせみたいな役割も。

それでいいんです。

そんな風に思っているから、昨日のコンサートでは何も言わないでお茶を出してみました。

実際、ほとんどの方が「どんなお茶なの?」とは尋ねてこられませんでした。

でも、たくさんの方がお茶を求めて私のところへ来て下さいました。

「あったかいものを手に、コンサートを楽しみたいな」

そういうとき、お茶がどんなだっていうのは、たぶん大切なことじゃない。

その人があったかいものを求めている。

だから、すっと差し出す。

それで、昨日はよかった。

私の仕事は、そうした場面でもちゃんとしたお茶を出すこと。

聞かれなくても、言わなくても、ちゃんとしたものであることを保証すること。

場があったまれば、問題なし。

農家でもないし代々のお茶屋でもない。

そういう自分にとっての道筋って何だろうとずっと考えてました。

昨日のコンサートは、問いに対する一つの答えを、私に手繰り寄せてくれたのです。

ありがとう。

よかったら、こちらも今後チェックしてみて下さいね。

島本音楽連盟 https://www.facebook.com/simamotomusic/?fref=ts

みとちゃ農園(コンサートで提供したお茶の生産者) https://mitochanara.wordpress.com/


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